先輩からのメッセージ

平成29年度 卒業生からのメッセージ

自分に適した1日の使い方

吉越 由佳さん神戸大学医学部保健学科検査技術科学専攻
  私は佐久長聖高等学校のⅠ類に入学しました。国公立大学に進学したいという考えは漠然ともっていたものの、私にとって勉強は、定期テストで良い点数を取りたいから、授業をしっかり理解したいから、この問題が解けるようになりたいから、などと小さな目標をひとつずつ達成していく過程でした。そのなかで私が常に意識してきたことは、1日の使い方です。
  私は2年生の夏前頃から、毎日朝7時前に登校して自習をし、授業を受け、夕方7時まで学校に残り自習をするという生活を継続していきました。朝はすっきりとした頭と気持ちで勉強を集中して行うことができ、夕方はその日の授業の復習をすることで効率化にも繋がりました。そして家ではしっかりと休みをとるようにしました。自分に適した1日の勉強・生活スタイルがしっかりと確立できたこと、これがとても大きかったと思います。
  最初から、この大学に入学したいというような大きな目標を持つことはもちろん大切ですが、小さな目標を達成していくことで勉強の達成感や充実感を味わいながらでも、佐久長聖高校の環境では、しっかりとした学力を身に付けることができます。そして私が合格できたのは、最後まで根気強く熱心に指導してくださった先生方、互いに励まし刺激しあった友人、いつも私を信じて温かく見守っていてくれた家族のおかげです。
  私は、佐久長聖高校の生徒で心からよかったと思っています。本当にありがとうございました。


己と向き合う

森 大賀さん横浜国立大学教育学部学校教育課程人間形成・教科教育コース
  私は、Ⅰ類およびゴルフ部に所属し、「勉強とゴルフの両立」を目指しました。とはいえ、大学への意識は漠然としたもので、授業と部活をただこなすような生活を送っていました。
  転機は高校2年生の夏、横浜国立大学のオープンキャンパスへ行ったことでした。私は強く惹かれ、何としてもこの大学へ進みたいと思いました。そして、私は自身の長所と短所について考えるようになりました。
  私の長所は、ゴルフで学んだ勝負事に対する知識量でした。ゴルフ部の顧問の先生から多くの知識を学び、また、食事や睡眠、体、心構えについて、気になることがあったら調べました。そして、模試の時、ゴルフの試合の時に試してみて「いいな」と思うものを取り入れ、ルーティーンを確立していきました。
  私の短所は、全国の受験生と比べて劣る演習量でした。ですから、私は問題演習をして、苦手意識のある分野を中心にやりこみました。この「ルーティーンの確立と問題演習」は私に大きな自信をもたらしてくれました。
  そして、本番の入学試験では、私は適度な緊張感の中で、自信を持って自分のできることをやり、合格をつかみ取ることができました。
  これは、寮生活をしていた私を遠くから応援してくれた家族や親戚の、一緒に毎日を過ごした友の、悩みや相談事を親身に聞いてくださった先生方の、熱い応援が私を支えてくれたからだと思います。
  3年間ありがとうございました。


高い理想を掲げて

相馬 崇史さん筑波大学体育専門学群
  私は「勉強と駅伝を高いレベルで両立させる。」という目標をもって佐久長聖高校に入学しました。
  そして私は迷いなくクラスはⅠ類、部活は駅伝部に入りました。強化部である駅伝部と国公立大学を目指すⅠ類を両立させることは簡単なことではありません。忙しい中でもそれらを両立させるために私は効率の良い学習と練習をすることを意識しました。例えば勉強では家庭学習の時間が限られているため授業を人一倍集中して受けその場で覚えるという意識で学習したり、遠征の移動時間で英語や古典の単語を暗記したり空き時間を有効に使う工夫をしていました。部活の練習では動き作りの動作をより丁寧に行ったり、移動などの間の行動を素早くして時間を作り出していました。
  1,2年次は故障が多く大会でもよい結果が残せず苦しみましたが、地道な取り組みの成果が出始め3年生では12月の全国高校駅伝に出場して準優勝という結果を残すことができ、志望校にも無事合格を果たせました。もちろん練習の疲れがたまり授業に集中できない時もありました。しかし担任の先生の厳しくも優しく的確な指導のおかげできっちりと基礎学力が付き、合格を勝ち取れたと思います。
  そして今こうして充実した大学生活を送ることができるのもたくさんの方々の応援と支えがあったからだと思います。感謝の気持ちを忘れずこれからも高い理想を掲げて日々努力していきたいと思います。


自分を高める理想の環境

大槻 亜門さんCentre College(アメリカ ミシガン州)
  振り返ってみると、長聖高校は自分が成長する上での理想の環境が揃っていました。私は、Ⅱ類に入学し、1年生の時にはスケート部で部活に打ち込みました。その後、2年生の夏から1年間休学し、学校外の団体を通してアメリカへ留学。帰国後に、Ⅰ類生として復学し、卒業後はアメリカの4年制大学へ進学します。
  中学生のころから憧れだった留学を高校在学中に実現でき、それをきっかけに、レベルの高い教育の受けられるアメリカの大学へ進学することができたのは、長聖の寮の環境、理解ある先生方、そして、長聖で出会った向上心のある友人がいたからだと思います。
  寮では、学習会が毎日ある上、時間外でも食堂や学習室が開放されています。定期テスト期間には、夕食後も当番の各教科の先生に質問することができたり、友達と問題を出し合ったりすることもできます。サポートの整った、静かで規則的な学習環境は、留学に向けた試験、定期テスト、大学入試などの勉強をする上で大きな助けでした。
  また、私が2年生で留学した際にも、部活の先生や担任の先生は応援してくださいました。寮の先生に至っては、夜遅くまで申し込み用の英文の添削を手伝ってくださいました。
  加えて文武両道のモットーの通り、長聖高校には、文と武の両分野から多様な人が集まります。それぞれの将来や夢を語り、刺激を与えてくれ、時には冗談を言い合う友人たちは、自分も頑張ろうというモチベーションを与え続けてくれました。
  佐久長聖高校には、自分を高めようという気持ちに応えてくれる人と設備があります。ここで過ごした4年間は、これからの人生の基礎となる貴重な経験でした。


高校生活を振り返って

入江 唯さん群馬大学医学部保健学科作業療法学専攻
  私は、文武両道を掲げている点に憧れて佐久長聖高校に入学しました。長年続けてきたスノーボードのアルペン競技と勉強の両方を頑張りたかったからです。“人の倍やろう、そして絶対両立させる”そう決めて勉強しました。寮や学校で頑張って勉強している友達や先輩の姿を見て私も頑張ろうと思うことができてすごく恵まれた環境で勉強する事が出来ました。平日は、部活があり、また冬場の土日は一日中スノボの練習があり勉強ができないので隙間の時間をうまく使うように心がけました。
  そうして迎えた高校1年生の冬、私は全日本選手権で優勝することができました。小さい頃からの目標が叶った喜び以上に“もっと上手くなりたい”そう思い、より一層練習に励みました。しかし、迎えた高校2年生の冬の全日本選手権は3位でした。悔しくて、悔しくて沢山泣きました。悔しい気持ちを抱えながらボードと部活が終わった6月頃から本格的に受験勉強を始めました。正直大変でした。努力をしても成績が思うように伸びず、泣いてばかりでした。しかし、何度も何度も話を聞いて一緒に進路を考えてくださった先生や家族、最後まで一緒に勉強し、励ましてくれた友達のおかげで、心が折れず頑張りきることができました。感謝の思いでいっぱいです。“努力しても報われない”何度も、何度も思いました。しかし、どれだけ遠回りしても必ずゴールにたどり着く事が出来る、そのことを学んだ受験でした。


最後まであきらめない

堀内 岳さん金沢大学医薬保健学域薬学類・創薬学類
  私は、興味のある医療系の大学に進学したいと思い、佐久長聖高校のⅡ類へ入学しました。目標を叶えるため、2年に進級する際にⅠ類へ転類しました。受験を本格的に意識し始めたのは2年の夏休みでした。現役で国公立大学に入ると決めていたので、まず大事になってくるのはセンター試験でした。私は国語が中学生のころから大の苦手で、模試などでよい点数をとったことがほとんどありません。上がらない理由は、ほとんどやらなかったことだと思います。しかし、分かってはいながら、なかなかやらず好きな教科ばかりやっていました。センター試験が近づいてくると補習がはじまり、ここで苦手な国語に時間を使うことができました。先生方のわかりやすいご指導のおかげでセンタータイプの問題になれることができ自信につながりました。そして、自信をもって臨んだセンター試験本番でしたが、目標点には程遠く、志望校の判定はD判定でした。それでも決して諦めず、二次試験に向けてとにかく過去問をやり続けました。その結果、無事合格することができました。決して順風満帆ではない高校生活でしたが、例え可能性が低くても、あきらめなければ夢は叶うことを経験できた貴重な3年間でした。